2024.7.7配信

こんにちは、のる子です!

今回は2か所目の保育所で発揮した、私の腹黒い作戦を公開します。

 前回の体験談を読む↓

 悔し泣きした先輩保育士

保育士経験1年で、出産を経て新たに就職した保育園も公立でした。

そこにも、例にもれず「国試組嫌い」の保育士がいました。

経験が少ないのに時給が一緒、これが気に入らないと言って悔し泣きした、すぐに怒鳴る保育士です。

おそらく本人の中では「指導」。それが毎日なにかするたびに怒鳴り声で飛んでくる。
そのくせ、帰るときに家が同じ方向だから近道を教えるなどと言って一緒に帰らされたり…。

なんなんだ…。

腹黒い私の作戦

そんなスタートを切った2か所目の保育所でしたが、私には前の保育所での教訓がある。 従順に「はい、はい」と聞き、全力で仕事を覚え、少しずつ他の職員と会話を増やすようにしました。

職場でひとり、孤立することが本当に怖いんです。メンタルが持ちません。
悪い方にばかり考えてしまって、自分で自分を追い込んでいく。

だから、怒鳴り保育士とその仲間がいないところで、他の職員にできるだけ短く声をかけました。

なんで彼女たちがいないところで話しかけるのか。
それは、私が誰かと話してると園庭の向こうからでも「しゃべってないで子ども見て!」と大声で怒鳴るからです。私と話していた先輩保育士もビビっちゃう。

だから、怒鳴り保育士がいないときを狙う。怒鳴り保育士の仲間にも見られたらダメ。

「今日は暑いですね」

 「〇〇ちゃん、可愛かったですね」

 「今日はお咳の子、多いですね」

「そうね」の一言で返事が済むくらいの簡単な会話です。少しずつでも会話をしていると、お互い慣れてくるのね。

決して怒鳴り保育士の悪口なんか言いませんよ。
愚痴も言わない。

このときの私は

「のる子先生が辞めたら困る」

 に持ち込むために全力で頑張っていました。

そして「怒鳴り保育士のせいで辞める」と暗に匂わせるために…。

 あぁ、私の心の闇を話してしまいました。

腹黒いんですよ、わたし。

メッキがはがれ始めた先輩保育士

着々と周囲からの信頼を築き、実は怒鳴り保育士はミスが多いということが分かってきました。そして私は陰ながらそのフォローをするようになりました。
怒鳴り保育士が休憩に行ったら、彼女がやった仕事のチェックをします。

みんな厄介だから怒鳴り保育士本人には注意なんてしないんですね。

この保育所は6年勤めました。

もう新人じゃない私は、担当クラスから喜んでもらえるフリー保育士になっていました。でも、怒鳴り保育士は私を指導したい。
だんだん、つじつまの合わない、おかしな指導が入るようになりました。

作戦完了

結局、腰痛が悪化したことと、重度の障害児さんの対応に悩んでいたところに、怒鳴り保育士が私の背中を押したことで退職を決めました。
退職理由は腰痛と、保育からいったん離れたいと言いました。

でも、私と怒鳴り保育士とのやり取りを見ていた他の職員からの情報で、彼女が原因で辞めるとの噂が立ったんです。

「あっちが辞めればいいんだよ!」

と、いつも優しい主任が事務所で怒っていたと、後で栄養士から聞きました。

 作戦どおり。

私の方が悪人ですね。

それでは、また!

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