のる子
- Noruko -
- 1969年生まれ
- 福岡県出身
- 大学卒業後、企業に就職
秘書・新人教育・業務改善担当 - 2004年に国試を受けて保育士資格取得
- 「なぜ」「どうして」を放置できない性格から試験組保育士の働きづらさを考え続ける
- 保育施設での勤務経験10年(フリー・延長)
- 公立・私立・院内・小規模を経験
- 好きなもの
- サッカー観戦
(ジェフユナイテッド市原千葉) - 音楽
(Jポップ・Jフェス・アカペラ) - ハンドメイド
(見る・買う)
- サッカー観戦
- 苦手なもの
- 料理
- 買い物
- 子ども3人
- 猫2匹
保育園で働き始めた私は
常にビクビクしていました
保育園で働き始めた私は、常にビクビクしていました。
何をしたらいいか分からない
何をしていても怒られる
目の前に子どもたちがいるのに、私の目は常に先輩保育士に向いていました。
家に帰ってもいつも保育園のことを考えている。
眠れない
食事が喉を通らない
楽しくない
お風呂でも、布団の中でも、ずっと保育園のことを考えてる。
眠れない
我が子が嬉しそうに話しかけているのに笑顔が作れない。
休日家族と出かけても頭の中は保育園のことばかり。
「なんであの先生はあんなこと言うの?」
「分からないのにどうやってやれっていうの?」
「主任に言われてやってたのに、なんで怒られなきゃいけないの?」
家族に応援してもらって頑張ってとった保育士資格なのに、
やっと働き始めた私は
保育園で呼吸を忘れるほど緊張していました。
昨日怒られたことを直したら、今度は逆だと怒鳴られる。
理由は分からない。
たった今頼まれた仕事なのに「あの人いつまでやってんの」という声が聞こえる。
違うのに、違うのに、違うのに!
本当はもっと子どものことを考えて
みんなと一緒に保育がしたいのに!
私は本当は頑張り屋で働きものなのに(涙)
トイレの個室だけが唯一、深く呼吸のできるところでした。
トイレから出るときは、両頬を叩いて
気合を入れてから保育室へ。
こんなのおかしい
あの人たちはおかしい
許せない
私の中の黒い気持ちはどんどん大きくなって
先輩保育士たちに復讐することを考えるようになりました。
私の復讐方法
でも、どうやって?
言い返すことなんて出来ないし、
私が辞めたって別に誰も困らないよね…。
そして私が思いついたのが
「のる子先生が辞めると困る!」
と思わせること。
「困らせてやる……」
これが私の目指す復讐になりました。
3か月もすると、イジワルな保育士は、
実は2,3人しかいなくて、
それ以外はとてもやさしい人たちだと分かってきました。
いつまでたっても、あのイジワルな保育士は変わりません。
でも私は変わりました。
すごい勢いで。
保育の仕事は職員間の連携がとても大事。
一人の保育士だけでは保育はできません。
職員それぞれが役割を果たして連携が取れているとき、緊張感の中にも保育の楽しさを感じることができました。
私は次第に「かゆい所に手が届く」行動が出来るようになりました。
今、相手が求めていること、私が求められていることが何なのか分かるようになったからです。
退職の意思を伝える日。
私が去ることを残念がって泣いてくれた先生がいました。
主任は私のいないところで
「のる子先生じゃなくてあの人が辞めればいいのに」
と言っていたとか。
イジワル保育士のせいで辞めるわけじゃないけど(笑)。
こうして私は復讐を果たしました。
この時はもう、恨む気持ちは無くなっていました。
必要とされたことが本当に嬉しかったから。
前のように不安になることはもうありません
新たに保育園に就職しようと思っても、前のように不安になることはもうありません。
もちろん、最初は大変です。
でも、自分が何をすればいいのか分かっているので大丈夫。
保育の経験があっても、職場が変わればやり方や考え方、労働環境が違うので、苦労する人はたくさんいます。
それでも私は、すぐに自分のポジションを見つけて動くことができます。
あの日、私が辞めた後でみんなが困るようにと
考えて
試して
そして見つけた方法。
この方法でその後の保育園転職は問題なくスタート出来ました。
この方法をあの時の私に教えたい
試験を受けて保育士の資格を取ったからといって、即戦力になるわけありません。
保育はそんなに簡単なものじゃないです。
それなのに
面接では「子育て経験があれば十分です♪」といって
入ったら何も教えてくれない保育園があります。
基本的な事務手続きでさえ説明を省く園もあります。
養成校を卒業して正社員になる新卒保育士と違って、
試験に合格したけど保育の現場経験“ゼロ”の試験組には
新人教育の制度はほぼありません。
パートならなおさらです。
これまでの他業種での経験で、パートでも最初に基本を教えることは普通だと思っていました。
それなのに、
なんにも教えない
見て覚える
という保育園に出会った人は、
面食らってしまうのではないでしょうか。
受け入れる体制を整えない保育園が悪い!
サポートもしないで放置している行政が悪い!!
こんなふうに考えたこともありましたが、この考えでは何にも変わりません。
現状を変えて保育士として働けるようになる、一番早くて確実な方法
それが
【自分が変わること】
【自分から学び取っていくこと】
そのためのノウハウと心構えを
「保育のトビラ」でお伝えしていきます。
「あのときの私」と同じあなたに届きますように…。
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