2024.8.5配信
こんにちは、のる子です!
保育園は安全な場所であるべきですよね。でも、時々子どもがいなくなる事件が起きます。
その一つが子どもの脱走です。
私が働いていた保育園でも、子どもの脱走が二度もありました。
一つは、園庭の柵に隙間があり、そこから子どもが脱走したこと。
もう一つは、子どもが部屋から出て、玄関のカギを開け、保護者がかけ忘れた門から外に出たことです。
脱走の可能性を見落とさない
どちらも近くにいた人がすぐに保護してくれたので大事には至りませんでした。
危険を予測して園に訴えていたにも関わらず、事件が起きるまで放置されていました。
採用したてのパートの訴えなので、あまりまともに聞いてもらえなかったんですよ…。
東京でも2022年に、保育園の門を自力で開けて外に出てしまった子どもが道路を渡ろうとたところ近所の人が見つけ、保育園に連れ戻すというニュースがありました。
門や柵の構造、施錠の確認不足が原因のようです。
大阪では、散歩中に子どもがグループから離れ、一時的に行方不明になる事件もありました。
保育士の目が行き届かず、注意の必要な子どもに気を取られていると、他の子どもがいなくなるリスクが高まります。
散歩時のルールの徹底や保育士の配置の見直しが必要です。
園内で行方不明になる
園内で行方不明になったケースもあります。
これも私が経験したことです。
午後のおやつの後、保護者が迎えに来たのに3歳の子どもはいませんでした。保護者が迎えに来て初めて、その子がいないことに気づいたんですよ。
子どもの靴とカバンが置いてあるから外には出ていないに違いないと、園内を大捜索をしました。みんなで捜索した結果、使用していなかった部屋の棚の中で眠っている子どもを発見しました。
この事件の原因は、合同保育時の人数把握の不十分さと扉の閉め忘れです。
扉が開いていると、つい入りたくなっちゃう子どもは結構多いです。
保護者が迎えに来るまで気づかなかったことも問題です。もし真夏で空調の切れた部屋だったら、命の危険があったかもしれないと…。
そう思うと、とても怖いです。
身近で起こりうる事件
子どもがいなくなる事件。
それはこんなに身近で起こりうる事件だということを知ってほしいです。
そして、保育士間の情報共有を徹底し、子どもの行動パターンを観察し、危険な場所をイメージしておくことが大切だと思います。
日常の保育での小さな気づきを共有し、事故や事件を予防してほしい。
「子どもの命を預かっている」
という重い責任を、改めて意識したいですね。
それでは、またね(^^
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