こんにちは、のる子です!
最近、ノロウィルスが流行しているというニュースを耳にしました。保育園で流行し始めているところも多いようです。
今日は、新人保育士さんに知っておいてほしいノロウィルスの基礎知識と対策についてお話しします。国のガイドラインをもとにまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
※嘔吐処理の方法については、別の機会に紹介します。
ノロウィルスってどんな感染症?
ノロウィルスは流行性嘔吐下痢症の原因となる感染症で、乳幼児だけでなく大人にもよく見られます。潜伏期間は12時間~48時間と短めです。
多くの場合、1~3日で症状は治まりますが、症状がなくなってからも約1週間はウイルスを排出し続けるので要注意! 量は減っていくけれど、まだ感染力があるんです。
これ、知らない人も多いんですよね。子どもが元気になったからといって、すぐに安心しちゃダメなんです。
感染経路は多様!
ノロウィルスの感染経路は主に次の3つです。
- 経口感染(口から入る)
- 飛沫感染(せきやくしゃみの飛沫)
- 接触感染(触れることで)
でも実は、乾燥した嘔吐物が空気中に舞い上がって感染することもあるんです。これを「エアロゾル感染」と言います。
私が初めて保育園で勤務したとき、子どもが嘔吐したところを掃除した後に、なぜかその場にいなかった子どもまで次々と感染していったことがありました。
あとで先輩が「乾燥して空気中に舞い上がったウイルスが原因かもね」と言っていて、びっくりしたことを覚えています。
だから、嘔吐や下痢の処理は迅速かつ適切に行うことがとても大切なんですよ。
ノロウィルスに効く消毒薬は?
ノロウィルスに効果的な消毒薬は限られています。
- 次亜塩素酸ナトリウム(ピューラックスや家庭用漂白剤)希釈液
- 亜塩素酸水
これ、重要なポイントなのですが、アルコール消毒(消毒用エタノール)はノロウィルスには効きにくいんです!
「消毒したから大丈夫」と思っていても、実はノロウィルスはしぶとく残っていることがあります。だから、手指の消毒は石鹸と流水でしっかり洗い、ペーパータオルで手を拭くことを徹底してください。
手洗いのポイント
手洗いするときは:
- タオルは使わない(ペーパータオルがベスト)
- 液体せっけんの詰め替えは継ぎ足ししない
タオルで手をふくと、せっかく手を洗っても、タオルについたウイルスが手についてしまいます。また、液体せっけんを継ぎ足すと、古いせっけんに雑菌が繁殖していることがあるので、容器は一度洗って乾かしてから使います。
経口感染に注意
食べ物や飲み物からも感染することがあります。特に:
- 魚貝類、鶏肉、牛肉など(加熱不十分な状態で食べる)
- サラダ、パンなど(調理過程で加熱しない食材)
(調理は給食室で対策していると思うので、家庭で調理をするときの参考にしてください。)
さらに、怖いのは「不顕性感染者」の存在。症状が出ていなくても、ウイルスを排出している人がいます。だから、食事の前の手洗いは特に念入りにしましょう。
環境消毒も大切
ノロウィルスが流行しているときは、ピューラックスなどの塩素系消毒薬を使って、みんなが触る場所の消毒を行いましょう。
- ドアノブ
- 手すり
- 照明のスイッチ
- おもちゃ
など、子どもたちがよく触れる場所は特に念入りに。
保護者対応で気をつけること
ノロウィルス感染症と診断された場合、医師の診断を受けて「登園届」が必要な場合があります。
電話で保護者から「ノロウィルスでした」と連絡があったときは、登園する際に登園届が必要な場合は必ず伝えてください。
※自治体や園によって対応が異なり、登園届が必ず必要とは限りません。園のルールをしっかり確認しておきましょう。
最後に
ノロウィルスは感染力が強く、一度園内で発生すると集団感染につながることもあります。でも、正しい知識と対応で予防することができます。
嘔吐は突然起こるので私も最初は慌ててしまいましたが、何度か経験するうちに落ち着いて対応できるようになりました。
保育園で働き始めたら、嘔吐処理セット(蓋つきバケツなど)が置いてある場所の確認だけでもしておいてくださいね。