保育園でおもちゃを扱うとき、こんな疑問を持つことがあります。
「保育園によってラインナップも管理も選ぶ基準も全然違うな」って。
おもちゃについての基準の違い
おもちゃに関するルールは保育園によってけっこう差があります。
- 計画的に予算を組んで購入しているところ
- 家庭で使わなくなったおもちゃを持ち寄ってるところ
- 手作りおもちゃを計画的に作成しているところ
- 手作りの好きな人が思い付きで持ってくるところ
こだわりやルールがないところだと
- ハッピーセットのおもちゃ
- こどもちゃれんじのおもちゃ
- 100均にありそうなおもちゃ
- クレーンゲームでとったぬいぐるみ
このようなおもちゃもあります。
これはおもちゃにあてる予算のないところに多いです。
ルールに差があると、おもちゃの安全性に対する意識にも当然差が出てきます。
安全性が守られていない場合、子どもに危険が及ぶ可能性もあるので注意が必要です。
職員がおのおの家庭からおもちゃを持ってくるところなら、基準がバラバラになるのも当然ですよね。1歳児クラスにこどもちゃれんじの5歳児のおもちゃが置かれていることもありました。
だからルールの厳しい保育園からゆるゆるの園に転職すると、とっても怖い気持ちになります。
新人保育士が気を付けること
新人の私たちがおもちゃに関して気を付けなければいけないのは、『保育園のルールを知ること』です。
- おもちゃを出すタイミング
- 片づけの場所
- 遊びのルール
- 職員間の共通認識を確認する
職員はみなそのルールを当たり前のように思っていますから、事前に教わらないことが多いんです。
私たちはおもちゃの扱い方によく注意をして、気になったら
「遊ぶ時だけ出すんですね」
とか
「これはいつもどこにしまってあるんですか?」
「テーブルで席について遊ぶのがルールなんですね」
などなど聞いていきましょう。
もし、「これは怖い」と感じたとしても、いきなり指摘して改善を求めることは控えるのが無難。経験のない私たちの意見をすぐに取り入れて改善することって、ほとんどありません。
自分が居づらくなるだけです。
手作りおもちゃのルール
保育士を目指す人の中には、工作や手芸が得意な人もいるでしょう。手作りおもちゃが好きな人もいると思う。
手作りおもちゃも、その保育園がどんなルールで用意しているか分からないから、作りたかったら事前に必ず確認しましょうね。
たまに年配の新人さんが許可なくおもちゃを作って子どもに与えてしまうことがあります。それは喜ばれることもあれば、困ることもあるけど相手が年上の場合は指摘が難しいということもあります。
材料費や予算についても、園の方針が関わることがあります。
遊ぶおもちゃが乏しい保育園だと、なんとかして提供してあげたいと思うものです。それでも、その園のルールが分かるまでは勝手に進めるのではなく、まず確認が大切です。
おもちゃは子どもたちの大切な遊び道具です。
私たち新人保育士は、まず園のルールをしっかり理解し、そのうえで子どもたちの成長を支える適切なおもちゃ環境づくりに貢献していきましょう。
子どもたちの笑顔のために、一緒に頑張っていきましょう!
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