延長保育って、最初の選択肢に考える人は少ないかな?

でも、50代60代の人は未経験から延長保育でスタートするケースを何人か見てました。

ほかの職種についても、延長の職員がどんなことしてるのか知って欲しいなと思うので、参考にしてもらえるよう私の体験を少しだけお話しします。

私が延長保育を選んだ理由

久しぶりに保育の仕事に復帰しようと思ったとき、いろいろ考えた結果、私は延長保育を選びました。我が子が大きくなって、夕方の時間くらいは自分の自由がきくようになったし、体力的にも短時間勤務の方が助かる。
それに、どこの園でも延長保育は人手が足りていないから、「ここなら自分の経験も活かせて、役に立てるかも?」と思ったんです。

延長保育の特徴

延長保育をやってみてまず感じたのは、園によって延長保育の運営が全然違うということです。
規模や方針によっても差があって、未満児と以上児で部屋を2つに分ける園と、1つの部屋で合同保育をする園があります。

延長保育を利用する子どもの人数が少ないと、どうしても合同になりますね。

延長保育が全年齢合同だとなかなか大変です。

例えば、年齢によって遊ぶおもちゃが違うので、全員が楽しめるような遊びを考えるのは難しいです。
レゴや色鉛筆なんかは、未満児には危険なこともあります。
だから、全員が楽しめるものを用意するか、未満児には近づけないようにするか…。
この選択がいつも悩みどころでした。

延長保育で苦労したこと

延長の時間って、子どもたちのエネルギーが残ってる時間でもあるんですよね(笑)。
特に暴れるタイプの子がいると、職員はみんなピリピリします。
サッカーのディフェンス並みに気を張りながら、「今日も怪我なく終わりますように…」と祈ってます。

でも、一番困るのは、子どもたちが全員帰った後にやればいいやっていう業務が、実は延長保育の最中にやっておかないといけないことです。


例えば、掃除や消毒、展示された給食の片付け、ゴミ捨てとか…。


迎えの時間はバラバラで、終業間際がお迎えラッシュになることもあるので、ちょっとでも手が空いた瞬間に、ひたすら片付けを進めます。

これは保育園によってかなり差があることで、延長が始まる前に済ませてくれる園もありました。

延長保育時間の実態を理解しているかどうかで違ってくるように思います。

次に働くならやっぱり延長

延長保育って結構大変だよ。
そんなふうに言ってしまいましたが、もし私が復帰するなら、やっぱり延長保育です。
延長の時間になって入室してくる子どもたちが、私を見つけてパッと笑顔になったり、「のるこせんせぇー!」って抱きついてきてくれるのは嬉しい瞬間でした。

保育のだいご味は、やはり日中の活動だと思います。

それでも、私自身の経験から言えることですが、延長保育でもまた違ったやりがいを感じられます!


夕方の時間に余裕がある方はぜひ、延長保育を考えてみてください。

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