保育園で働いていると、子どもたちとの関係だけでなく、職場の人間関係も大切だな…と、つくづく思います。
今日は「人に好かれる方法」について、私なりの経験からお話ししたいと思います。
アドバイスを求めるのが一番簡単
人に好かれる一番簡単な方法って、実は「アドバイスを求める」ことなんです。
これには難易度が大事!
- 簡単すぎること → 「いちいち聞くな」と逆効果になることも
- そこそこ難しいこと〜難しいこと → ちょうどいい!
たとえば、保育園で「この書類どこに提出するの?」みたいな簡単すぎることばかり聞いていると、「そろそろ覚えてよ…」と思われちゃいます。
でも「この子が落ち着かないとき、どう対応してますか?」とか「この保護者対応、どうしたらいいでしょう?」みたいな、ちょっと難しい相談をすると、相手は自分に一目置いてくれていると感じるんです。
頼られていると感じると、人は自尊心が高まります。

(私のアドバイスが役に立つんだ)

(私のことを信頼してくれてる)
こんなふうに思えるからですね。
質問の仕方にもコツがある
質問したあと、さらにもう一つ関連した質問をすると効果的です。

「その後どうなったんですか?」

「それで、どうやって解決したんですか?」
こんな風に質問を重ねると、本当に興味があると感じてもらえます。
これは趣味の話でも同じです。特に、相手の特技や興味のあることについて聞くと、相手は自分の話をもっとしたくなります。
人は自分の好きなこと、興味のあること、得意なことを聞かれると嬉しいものなんですよ。
私が前の職場で、ある先輩の手作りおもちゃについて「すごいですね、どうやって作ったんですか?」と聞いたら、その後の休憩時間、いろんな手作りおもちゃの話をしてくれて、関係がグッと良くなったことがありました。
このとき、あんまり大げさに言ったり、感情を入れすぎた言い方はやめた方がいいですね。あくまでサラッと、しつこく重ねて聞きすぎない。
『過ぎない』って難しいけどね。
感謝の言葉は魔法
「ありがとう」という言葉は、シンプルだけど本当に効果的です。
ただ言うだけじゃなく、「何に感謝しているか」を伝えるとさらに効果的。例えば:

「教えてもらって助かりました。おかげでうまくいきました。ありがとうございます」
→ あなたの存在があったから良い結果が得られた!

「今日で理解できた気がします。ありがとうございます」
→ あなたの教え方が良かった!
こんな風に具体的に伝えると、相手も「役に立ててよかった」と感じられるんです。
これを言われて、あなたを嫌いになる要素はないと思わない?
話の内容に興味を持つ
相手の話をただ聞くだけでなく、「もっと知りたい」という態度で聞くと、相手は話しやすくなります。
- 興味がある表情で聞く
- 相槌を打つ
- 質問をして「もっと知りたい」気持ちを伝える
ただし、やりすぎるとわざとらしくなるので、控えめにするのが無難です。無理に興味があるフリをしなくても、相手の話の中から「これは本当に面白いな」と思える部分を見つけて、そこに焦点を当てるといいですよ。
ちょっと高度な方法:相手の強みを発見する
「〇〇が得意なんですね」と相手の強みを見つけて伝えることも効果的です。
例えば

「〇〇先生は子どもをその気にさせるの上手ですね」
「片付け得意ですか?いつも棚の上がきれいです」
当たっていると →

(わかってくれた!理解者だ!)
(こだわりに気づいてくれた!)
と嬉しくなる
はずれていても →

(へえ、そんな風に見えるんだ)
と、悪い気はしない
この方法も、やりすぎると「嫌味かな?」と思われるので注意が必要です。いいとこ探しをして、本当に思ったことを素直に伝えるのがポイントです。
難しい相手への対応
もし最初から悪意を持たれている場合は、こういった方法が逆効果になることも。
明らかにつらく当たられている場合は要注意です。
そもそも、そんな人はちょっと難しい人なので、可能な限り刺激しないように。機嫌を取ろうとして色々話しかけるのは逆効果かな、と思います。
静かに、謙虚にしていれば相手は満足することが多いです。
まずは自分を守ることが大切ですね。
人間関係って本当に難しいですけど、相手を尊重して興味を持つこと、感謝の気持ちを伝えることで、ずいぶん変わってくるものです。
みなさんも職場でぜひ試してみてください!