2024.7.10配信
こんにちは、のる子です!
今日は「転職」について、私が常々思っていることをお話しします。
最初に言っておきますが、「転職するのはアリ」です。
保育園では、転職が他の職業と比べて大きなダメージではないと感じるからです。
退職を決める基準は人それぞれで、年齢、相性、目的、環境などによって違います。そのため、同じ保育園でも、長く働き続けられる人もいればもう耐えられないと感じる人がいてもおかしくありません。
転職は「アリ」と思う理由
退職を決めるのは、多くの要因があってのこと。我慢をする価値のない保育園もあります。
だから辞める人に対して「根性がない」とか「我慢が足りない」と言うのはナンセンス。
辞めると決めるときって、そこまでにいっぱい悩んでたくさん傷ついて、いよいよ決めるものだから。
私は約20年の間に、5つの保育園を経験しています。つまり、4回保育園を転職しているということです。
保育士として働いていると、退職を考える瞬間が訪れることがあります。
辞め時の判断基準
「もうムリ…」
という気持ちが芽生える時が退職を考えるサインかもしれません。
体調が悪くなったり、眠れなくなったり、食べられなくなったり、オフの時間にも仕事のことを考えてしまう。
こんなことが続くと、限界が近いと感じます。笑顔が作れなくなった時は、特に注意が必要です。
退職した回数は、その人が「どんな現場を経験したのか」。これが大きな要因になるので、本人の性格や能力を示すわけではないと思っています。
もちろん、時には本人に問題がある場合もあります。
でも基本的には転職の多さとその人の人となりには大きな関連性は無いと考えます。
転職して上手くいった人・失敗した人
「転職が上手くいくケース」として、前の職場が酷すぎた場合や、単純に前より次の職場の方が相性が良かった場合があります。
次の職場が前より良ければ受け入れやすいし、前の職場で耐性が付いたら、次ではいくらか耐えられるかもしれません。
前の職場で諦めたから次では最初から何も期待しない。だから受け入れているというケースもあります。
逆に、「転職して失敗したと感じるケース」もあります。
私は一度、前の職場の方が良かったと後悔したことがあります。
前の保育園は労務関係がしっかりしていて、人間関係も悪くはありませんでした。ただ、安全面に問題がありすぎて、毎日とても怖かったでんす。
その保育園は結局、同じ時期に4人入って同じ理由で3人辞めました。だから、次は安全面に気を付けている保育園を選びました。
「ここなら安心!」
と思ったのもつかの間、次の保育園は違法行為が横行しているひどい職場でした。
こういった経験を積むことで、私自身も耐性が付いたと感じています。
最後の保育園では、同じ時期に入職した保育士が、上司との関係に苦しんで毎日泣いていました。
でも私は「前の園よりは良心的」という見方をしていました。
上司の対応は確かにひどかったですが、私の年齢と経験からすれば耐えられるレベルだったからです。経験とは単に年数ではなく、「どんな経験をしてきたか」が重要なんだと思います。
退職はしない方が良いに決まっています。 退職にはエネルギーも必要だし、負担も大きいから。
でも、転職することによって自分が受け入れられる幅が広がって、働き続けられる職場が見つかりやすくなる。
そんなこともあるよねって思っています。
だから、転職の良し悪しは、一概には言えません。大切なのは、自分にとって何が最も重要かを見極めることじゃないかな…