ブログで紹介している「おむつ替え」についての記事が、予想以上に多くの方に読んでいただけました。今回は、このおむつ替えのポイントについて簡単におさらいしてみたいと思います!
保育園によって違うお”むつ替え”のルール
まず、おむつ替え一つとっても、保育園によってルールがまったく違うんですよね。
どちらの園に転職しても、最初はその園のルールを尊重しつつ、自分なりの意識も持つことが大切です。
以前働いていた保育園のルールに慣れていると、転職したときに「こんなに違うの!?」とギャップを感じることもあります。
たとえば、衛生管理が徹底している園から、少しズボラな園に転職した場合…。「うっ、気持ち悪い…」と思ってしまいます。
逆に、ズボラな園から衛生管理が厳しい園に移った場合。いつも通りにサッとおむつ替えをしていたら、「なんていい加減なんだろう!」と思われるkとも…。
こんなとき、ある程度の知識を持っておけば、新しい職場でのやり方にも柔軟に対応しやすいです。
そこで、私が経験した中で最も衛生管理が徹底していた保育園でのおむつ替えの手順をお伝えします!
おむつ替えの手順
【尿のみの場合】
1.保育士はエプロンを外し、使い捨てのゴム手袋をつける
3.保育室内でおむつ替えマットを敷き、つい立てで目隠しをする
4.使用済みおむつを置くためのシート(新聞広告など)を準備
5.おむつはマットや床に直接置かない
6.おむつ替え後、使用済みのおむつや手袋をゴミ箱へ
7.手を洗い、アルコール消毒後、マットを消毒して片付ける
【便の場合】
- おむつとおしりふきを準備し、別室のおむつ交換台へ移動
- 保育士はエプロンを外し、使い捨てのゴム手袋をつける
- 使用済みおむつを入れるためのビニール袋を準備
- オムツ替えシートを敷く
- 汚物流しに流せる便は流し、使用済みおしりふきとおむつをビニール袋に入れる(おしりふきは流さない)
- 使用済みおむつと手袋を指定のゴミ箱へ
- おむつ替えシートとおむつ交換台を消毒し、手を洗ってアルコール消毒
こうして手順だけ並べると大変そうですが、毎日何度も行うことなので、すぐに慣れますよ!
子どものプライバシーとおむつ替え
ちなみに衛生とは別の話ですが、「つい立て」も今では子どもの人権やプライバシー保護のためにとても重要です。
実際、夕方の延長保育の時間に、以上児の男の子が興味津々でおむつ替えの様子をのぞきに来たことがあって…(もちろん私はしっかり見えないようにしましたが!)。
ほかの保護者から丸見えになるのも嫌ですよね。
新しい職場に入ったら、最初は「この園ではどうしていますか?」と積極的に質問してみるのがおすすめです。
そして、慣れてきたら自分の衛生意識や気づきを伝えることで、職場全体の意識が向上することもありますよ。
保育士としてどんな現場でも「衛生」や「プライバシー」を意識して、おむつ替えを丁寧にしていきたいですね!
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