※ここでは、定員60名以上を大規模、60名未満を小規模としてお話しします(いわゆる小規模園とは別です)

保育士資格を取得して、これから保育の世界に飛び込もうとしている方は、どんな保育園で働こうかと悩んでいることでしょう。

規模の大きい保育園と小さい保育園、どちらがいいのか。
人それぞれの意見があって、調べれば調べるほど悩んでしまうのではないでしょうか。

今日は、多くの方が悩む「最初の保育園選び」について、大規模の保育園と小規模の保育園それぞれの特徴を私の経験からお話ししていきますね。

大規模(定員60名以上)の特徴

まず、大規模の良いところは、「学べる環境が整っている」ことです。

先輩保育士さんが多くいらっしゃるので、分からないことがあってもすぐに相談しやすいです。聞きやすい相手も見つけやすいです。
また、年齢ごとのクラス担任が複数いることで、同じ年齢の子どもたちへの関わり方を実践的に学べます。
人が多いということは、自分と合う人も見つかりやすいという事です。たとえ派閥があっても、新人が一人孤立してしまうことは少ないかと思います。
最初のうちは雑用のような仕事が多いかもしれませんが、その期間が長い方がゆっくり時間をかけて学んでいくことができます。

研修制度もしっかりしていることが多く、園内研修や外部研修に参加する機会も豊富です。記録の書き方や保護者対応など、基本的なスキルを学びやすい環境が整っていることが多いです。

ただし、規模が大きい分、独自のやり方にこだわりがあり、ルールも厳しいところが多いです。その園独自のやり方に慣れるまで時間がかかることもあります。

小規模(定員60名未満)の特徴

一方、小規模園の魅力は「アットホームな雰囲気」です。

職員同士の距離が近く、困ったときにも気軽に声を掛け合える関係性を築きやすいです。また、園全体の子どもたちと関わる機会が多いため、様々な年齢の子どもたちとの関わり方を自然に学べます。

ただ、この「アットホーム」が曲者(くせもの)だったりします。
規模が小さいほど、職員の人数は少なくなります。子どもの定員19名以下の小規模園になると、職員が10人もいません。その人たちの中に入りにくいか、フレンドリーに受け入れてくれるのか。これは入ってみないと分かりません…。

経営者や運営者がワンマンなのも、このタイプに多いです。
ルールはあまり厳しくないところが多い印象ですが、これは園によります。

新人でも意見を出しやすく、自分のアイデアを保育に取り入れやすい環境でもあります。
責任ある仕事を任されることも多く、保育士としての成長を実感しやすいかもしれません。

ただし、職員数が少ない分、先輩からの細かい指導を受ける機会は大規模園より少なくなる可能性があります。

結論は「どっちがいい?」

結論からお伝えすると、どちらが良い、とは言えません。

ただ、傾向はあると思います。

私が定員120名の保育園と定員19名の小規模園の経験を比べて思うのは、120名の方がしっかり保育を学べたと思います。だからと言って問題が無かったわけではないし、強烈にイジワルは人がいたのも、実は規模の大きい園でした。

実際に保育園を選ぶときは、見学に行った時の雰囲気や、実際に話を聞いた職員の方々の様子を大切にすることです。

特に注目してほしいのは:

・職員の様子
・新人育成に対する園の考え方
・あなたの質問にどれだけ丁寧に答えてくれるか

です。

未経験からのスタートは誰でも不安なものです。でも、子どもたちと過ごす日々は、大変なこともありますが、それ以上にかけがえのない喜びに満ちています。

まずは、自分の気持ちに正直に、見学や面接で感じた「ここなら頑張れそう!」という直感を大切にしてみてくださいね。

新しいスタートが、素敵なものになりますように!