最近、こんな質問をいただきました。

たしかに、日本では少子化が進んでいます。
子どもが減れば保育施設も減って、保育士の需要も減るのでは?

そんな心配もでてきますね。

少子化が進むことで、子どもの数が減り、保育施設や保育士の需要が減少する可能性はあります。
でも、「余る」と言える状況になるかは地域や条件によります。

少子化の影響を受ける地方の保育施設

実際、少子化の影響で地方の保育施設の閉鎖が進んでいます。今年だけでも、鳥取市では2つの保育園が休園、熊本県八代市では6園が閉園予定です。

このようなニュースは都市部より地方に多く見られました。

地方ではすでに園児が減少していて、保育施設の閉鎖が進むケースがあり、
保育士の需要も減るので、「余り」が発生するでしょう。

しかし、都市部では依然として不足してます。
共働き家庭や核家族化が進んでいるからです。

保育ニーズの変化と今後の予想

地方と都市部での違いは

  • 地方:少子化が進行→保育施設の閉園や保育士の需要が減少
  • 都市部:共働き家庭や核家族化が進行→保育士不足が続く

都市部では少子化の影響を受けにくいので、保育士不足が解消されるには時間がかかるだろう、というのが世の中の見方です。

今後の予想ですが、働き方改革や多様性により、更に保育のニーズは高まるのではないかな、というのが私の考えです。

とくに0歳児や1歳児の保育は増えるでしょう。
女性が自身のキャリアのために早期に復職を目指す傾向が、今より増えていくように思います。

産休明け保育なら57日目以降から預けられるし、育休を1年取得しても、復帰するときは1歳児です。

働き方の多様化によっては、延長保育や一時保育のニーズも増えるのではないかな。

障害児保育や特別支援保育も増える傾向にあります。
今以上に専門性のある保育士が求められるようになると考えています。

少子化の影響だけでなく、保育ニーズの多様化や働き方改革の影響も大きいので、単純には言えません。

でも、より質の高い保育や専門性の高い保育士への需要はこれからも増えていく可能性があると思っています。

そう考えると、これからは、異業種経験や子育て経験を持つ国試組保育士のように、多様なスキルを持った人が求められる時代、だと思いませんか?

新しい時代の保育を支える存在として、大きな可能性を感じます!

『はじめての保育士準備講座』を無料配布中!

国家試験組保育士のための保育士準備講座です。
保育現場で働くときに必要な知識や心構えを20のステップで学びます。あなたの挑戦にご活用ください。