「SNSへのネガティブな書き込みについてどう思いますか?」と質問をいただきました。
答えはシンプルで、「場合による」と思っています。
誰にどんな影響を与えるかを考える
たとえば、利用者の不安を煽るような投稿はNGだと思います。
「不適切保育なんてどこでもやってる」とか、「保育士だって嫌いな子どもはいる」なんて投稿、読んだ人がどう感じるか、想像してみてください。
それまで保育園を信頼していた保護者が不安になり、「子どもを保育園に預けて大丈夫かな?」と思い始めたら…。
そんな投稿をした人の責任は大きいと思います。
もちろん、SNSで見かけるネガティブな事例の中には、レアケースもたくさんあります。
でも、保育の現場を知らない人には、それがどれくらい稀なことなのかはわかりません。だからこそ、投稿内容には気を付けるべきだと思います。
保育現場のリアルを知る
一方で、これから保育士を目指す人に向けた、現場の現実を伝える投稿はアリだと考えます。
「保育ってキラキラした世界じゃない」「こんな苦労がある」という情報は、知っておく価値がありますよね。現実をある程度理解した上で、それでも保育士を目指したいと思えるかどうか。それは、その人自身の覚悟次第です。
実際に働き始めると、「思ったより大変じゃなかった!」「意外と楽しい!」と感じる人も多いものです。逆に、情報が不足していると、理想とのギャップに苦しむことも…。
だから私は、これから保育現場で働くことを目指す人には、ネガティブもポジティブも、バランスよく情報を集めてほしいと思います。
そして、発言するときは『誰にどんな影響を与えるか』について、一度考えてほしいな、と思います。
SNSには、不満ばかりではなく、喜びややりがいを発信している人もたくさんいます。
そんな投稿を見て、保育の現場のリアルを知りながら、自分がどう働きたいのか考えてみてくださいね。
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